北海道安平町にある、「ときわキャンプ場」を利用しましたので、公式サイトやガイドブックに載っていないであろう情報や、事前に知っておくべき情報、おすすめのバンガローやツリーハウスなど、感想も含めてレビューします。
このキャンプ場はオンライン予約が可能ですので、とても便利です。また、ごみの収集も利用料金に含まれているので、「連泊」や「はしごキャンプ」に適していると思います。
※ 今回はバンガローを利用しましたので、バンガローの情報がやや多めです。
安平町ときわキャンプ場の概要、レビュー
ComoAki評価・感想
料金は比較的安く、気軽に利用できるキャンプ場です。予約が楽なのと焚き火台を使用することで、焚火が可能なのが好印象。
ロケーション | ★★★☆☆ | フリーサイトにも樹木が多く、雰囲気はとてもよいキャンプ場なのですが、丘にローラー滑り台が設置されており、静けさなどを求めるキャンパーには不向きだと思います。
新千歳空港が近いので、上空をジェット機がよく飛んでいます。 |
アクティビティ | ★★★★☆ | 小学生むけのアスレチックや滑り台などが設置されており、子連れキャンパーには良いと思います。大人は、管理棟においてある安平町マップを見ながら町の散策をすることができます。 |
清潔感 | ★★★★☆ | 全体的に綺麗です。トイレは、1棟だけきれいな洋式トイレがありますが、サイトの中のトイレは年季が入っています。 |
(評価はあくまで個人的な評価です、また、利用当日の他キャンパーも含めた雰囲気についても評価に含めており、絶対的な評価ではありません)
利用料金早見表、キャンセル料など
(令和3年8月確認情報)
- 宿泊は13:00~翌11:00
テント、タープ | 1,000円/張 | テント、タープそれぞれ料金がかかるようです。 |
テント、タープ一体型 | 1,600円/張 | テントとタープが一体になった仕様のテント |
大型テント、タープ | 2,000円/張 | 9人以上の仕様が目安のようです。 |
バンガロー、ツリーハウス | 5,000円/泊 | タープ1張分の料金が含まれています。 |
- 入場料金などの設定はありませんでした。家族など多人数の場合はかなりお得な料金設定だと思います。
- キャンセル料はないので、気軽に予約できます。逆に言うと直前にキャンセルする方もいると思いますので、満員の場合でもあきらめずに直前に予約状況をチェックすることをお勧めします。
- ペットは禁止です。
- 焚火は可能です。
予約について
予約はネット予約が可能で、サイトやバンガローなどの空き状況がわかりとても便利です。公式サイトのURLを載せておきます。
■公式サイト(安平町のホームページ)はこちら
広域のマップ、最寄り駅からの距離や周辺情報
最寄りの駅は早来駅で、約1.5kmの距離にあり便数は少ないですがJRやバスを利用して行くこともできます。また、コンビニやホームセンター、スーパーマーケットも約1.1kmの距離にあり、キャンプ場から徒歩で買い物に行くことも可能です。
受付方法
駐車場に車を止めて管理棟で受付します。必要事項はネット予約時に記入していますので、当日はサインと料金を支払うだけなのでスムーズです。 ただ、13:00頃は非常に混雑しており、受付だけでも20分以上かかってしまいました。
ごみの処分
受付でもらえるゴミ袋を使用して、きちっと分別することで無料で回収してくれます。連泊の時などには特にうれしいサービスですね。
ときわキャンプ場のサイト状況、設備など
ときわキャンプ場の全体マップ(入口に設置されている看板)です。場内はかなり広いですが、トイレや炊事棟などは複数設置されていました。また、駐車場からサイトまでは距離がありますが、大型のリヤカー(荷台)を借りることができます。
フリーサイト
フリーサイトは、大きくわけて「平地」の場所と「林間」の場所の2つのエリアに分かれていましたので、それぞれ紹介します。
平地のサイト
平地のサイトは、上の写真の「ときわ球場」の横に位置しています。
写真の炊事棟、バーベキューコーナーの奥に見えているのが平地のフリーサイトです。駐車場の近くと、外周が人気のようです。
サイトすぐ横の駐車場は、混雑時間の危険回避のため14:00から空きますので、時間になるといい駐車場をとりたい人たちで列が出来ていました。
林間のサイト
林間のフリーサイトは、バンガローやツリーハウスの近くに位置しています。適度に樹木が生えており、非自立式のハンモックが設置できそうなポイントがいくつもあります。
また、サイトの中には小川が流れています。
難点としては、平地のサイトと違って平坦な場所が少ないため、良い場所はすぐに埋まってしまいます。また、通路が近いため、無料で使用できるリヤカー(台車)の音が気になるかもしれません。
バンガロー
キャンプ場の奥のほうにバンガローが13棟設置されています。下の写真はバンガローの1~6番※です。バンガロー料金にタープの設営料金も含んでいるとのことですが、バンガロー周辺は傾斜があるためタープはバンガローから少し離して設置することになります。
※番号は案内看板の写真でわかります。
また、残念なことにバンガローの設置間隔が狭く、夜間は隣の棟の話し声が聞こえてきてしまうくらいでした。(決して騒がしいキャンパーではありませんでした)
電源は、室内用と屋外用の両方が使えるようになっていました。せっかく屋外用の電源を用意してくれていますが、前記したとおりタープを離れて設置しなくてはならないため、長い屋外用の延長コードが必要です。(10mでは足りませんでした)
また、バンガロー前が草が生えておらず、通路のように使用されているため、小さな子供などがコードに引っかかって転倒しないように、発光させるなど工夫が必要となり使い勝手はよくないです。
上の写真はバンガローの7~13番です。こちらはタープを近くに設置することができますし、滑り台から離れており騒音も少ないのでこちらを優先して予約するとよいです。
ツリーハウス
バンガローのほか、ツリーハウスも10棟設置されています。階段の上り下りが面倒と思ったので、バンガローを選びましたが、ハウスの下で食事をとることができますし、意外と良さそうでした。
なお、1~5番は斜面の横に設置されているため、タープ設置場所が少ないように思いました。斜面があるので、管理棟付近の大きいトイレから離れているという欠点はありますが、小さな子供と行く場合は、6~10番を選んだほうが良いと思います。
炊事棟(洗い場)
炊事棟は場内に4か所くらい設置されているので、どのサイトを利用しても遠くまで歩く必要はないです。
残念ながらお湯は出ませんでしたが、沢山設置されているため混雑時期でも並ぶことなく利用することができました。
トイレ
トイレは場内に3か所設置されています。
管理棟付近(1か所)
管理棟の近くの大きいトイレだけ、洋式のトイレが設置されていました。他の2か所よりもキレイなトイレですので、洋式を使用したい方や、虫などが気になる方はこちらのトイレを利用するとよいです。
男性用トイレは洋式2、小2、女性用トイレは洋式2、子供用の小1、バリアフリーのトイレがあります。
男性用 | |
女性用 | |
バリアフリー |
テント、バンガローサイト付近(2か所)
テントサイト付近にある2か所は、管理棟近くのトイレより清潔度は若干ですが劣ります。また、男女ともに和式の便器しかないので、洋式を使用したい人は管理棟付近の大きいトイレに行く必要があります。
男性用トイレは和式1、小2、女性用トイレは和式2基あります。(1棟あたりのトイレの基数です)
男性用 | |
女性用 |
安平町ときわキャンプ場のその他の設備
キャンプ場や、近隣の設備などについて紹介します。
遊具
一番目立っているのは、ローラー滑り台です。騒音が大きいローラー式ですし、利用時間も決められていないので、音が気になる方は離れた場所を選んだほうが良いです。
小学生ぐらいが利用できそうな、アスレチックもいくつかありました。滑り台に人気が集中しているため、利用者は少ないように思いました。
リヤカー(荷台)
キャンプサイトまで距離があるため大型のリヤカーが沢山用意されていました。13:00入場時は混雑してリヤカーが不足するため、使用するには並ぶ必要があります。受付~リヤカーを利用するまでに40分もロスしてしまいました。
帰る時間は分散されるため並ばずに利用できそうですが「早朝から騒音を鳴らして荷台を運びキープする人」、「荷物の片づけをする前(まだご飯を食べている)の段階から荷台をキープする人」などの迷惑行為により荷台が不足※していました。
※係員も特に注意していないようなので、このキャンプ場のルールなのかもしれません。
混雑期は時間を無駄にしないため、このカートには期待せず自分のカートを用意することをお勧めします。
自動販売機
管理棟には売店などはなく、自動販売機が2基設置されていました。飲み物の種類は写真のとおりです。(R3.8の情報)
さいごに
安平町のときわキャンプ場の情報をお伝えしました。今回私はバンガローに宿泊しましたが、林間のフリーサイトの雰囲気がよさそうですので、閑散期にもう一度利用してみたいと思います。