キャンプ場でのカレー作りは一般的と思います。普通のカレー作りはお子さんと一緒に作るには最適な料理だとおもいますが、肉、人参、玉ねぎ、ジャガイモ等々の具材を準備したりと持ち物が多くなってしまいます。
そこで今回考えましたのは、ココナッツを使った本格スパイスカレーをキャンプ場で簡単に作る方法です。想定以上に美味しくできました。
ココナッツミルクやスパイスなどの材料についても、安く、手軽に入手できますし、レシピについては、ケチャップを使うなどなるべく特別な材料を使用しないように工夫しています。
お家での下準備(材料紹介、炒め方など)
すべてキャンプ場で作ることは可能ですが、キャンプ場ではテント設営や散策などほかにもやることが沢山ありますので、前日に準備することをおすすめします。
準備する材料(2人分)と入手先
準備する材料と分量、安く入手する方法などについてご紹介します。レシピにの材料は多く見えますが、ココナッツミルクとスパイス以外は普段から家庭にある材料ばかりです。
また、スパイス類は何度か試してこの分量に行きつきましたが、沢山の人が色々なレシピを考案して紹介されていますので、色々試して自分好みの味を見つけることを、おすすめします。
具材
材料 | 分量 | 入手先など |
鶏もも肉 | 250~300g程度 | スーパーなど |
玉ねぎ | 中~大 1コ | スーパーなど |
ココナッツミルク | 250ml(パック) | 業務スーパー、カルディなどで入手。100~150円程度で入手できます。 |
準備する具材は、お手軽な3種類のみです。ココナッツミルクについては、作る量が多い場合は、缶詰タイプがお得ですが、少量の場合はパックを使うのがおすすめです。
スパイス
材料 | 分量 | 入手先など |
クミン | 小さじ1 | スーパーや100均など |
コリアンダー | 小さじ1 | スーパーや100均など |
ターメリック | 小さじ0.5 | スーパーや100均など |
レッドペッパー | 小さじ0.5 | スーパーや100均など |
カルダモン | 小さじ1 | スーパーで買うと高いですが、カルディやスパイス店などで袋入りの安いものがあります。 |
スパイスはすべてパウダーのものです。レッドペッパーについては、辛いのがお好きな方はカイエンペッパーやハバネロペッパーなどに変更できますし、苦手な方は分量を減らしてください。
スパイスの準備が面倒な場合はミックススパイスのみでも可能づくりは可能です。ミックススパイスを使用したカレーのレシピについては、この記事の一番下のリンクで紹介しています。
その他調味料
材料 | 分量 | 入手先など |
にんにく | 大さじ2 | チューブタイプ |
しょうが | 大さじ1 | チューブタイプ |
トマトケチャップ | 大さじ4 | トマトの代用として |
塩 | 小さじ0.5強 | |
お水 | 50cc | 蒸発分を考慮しています |
サラダ油 | 大さじ3 |
にんにく、しょうがは生のほうが美味しいと思いますが、お手軽さを重視しています。また、ケチャップもトマトピューレやホールトマト缶を使用するとより美味しいです。
あめ色玉ねぎ作り
まずはカレーの基本、飴色玉ねぎ作りからご説明します。手順は多いように見えますが、とても簡単です。また、今回ご紹介する方法のほか、事前に玉ねぎを冷凍したり、レンジで加熱するなどして時間短縮する方法もありますので、お好みの方法で作ってください。
みじん切りにした玉ねぎをあめ色になるまでフライパンで炒める
フライパンには大さじ3の油(少し分量が多いのですが、理由は後ほど説明します)と分量外の塩2つまみ(水分を抜きやすくするための塩分)、玉ねぎ中~大をみじん切りにしたものを投入してフライパンで炒めていきます。火力は中火です。
途中で焦げそうになった場合でも火力を弱めることなく、加水するなどしてあめ色になるまで炒めていきます。
ニンニク・生姜を加えて水分をさらに抜く
玉ねぎが飴色に仕上がりましたら、ニンニク(チューブ大さじ2)、ショウガ(チューブ大さじ1)を投入して、水分を飛ばしながら炒めていきます。この辺りから油も跳ねやすく、焦げやすくなってきますので、ここから火力は中弱火くらいに下げます。
トマトケチャップを加える
にんにくと生姜の水分が抜けていい香りがしてきましたら、ケチャップ(大さじ4)を投入してさらに水分を抜いていきます。もちろん、ホールトマトやトマトピューレを使った方が良いのですが、別途用意したり、時間が必要であったりしますのでトマトケチャップで代用します。
酸味を弱めたいのと、水分が抜けやすいように、玉ねぎをフライパンの端に寄せると良いです。
スパイスを加えて軽く炒めて完成
ケチャップの水分を十分飛ばしたら、最後にスパイス(クミン、コリアンダー、ターメリック、レッドペッパー、カルダモン、塩)を加えて炒め、香りがでたら完成です。
出来上がった「カレーの素」をラップに包み、運搬用にタッパーなどに収納したらお家での下準備は完了です。
キャンプ場などで仕上げ
「カレーの素」と「鶏もも肉」、「ココナッツミルク」など材料をキャンプ場み持っていき、調理開始です。
キャンプ場で煮込み
前日(もしくは冷凍しておいた)作ったカレーの元と適度にカットした鶏もも肉(こちらも事前にカットしておくと楽)、ココナッツミルク250ml、お水(50cc)をお鍋に投入します。
この時、ラップに油が残ってしまいがちですので、下準備の時に油を多めにしました。
本当は、水分を加える前にカレーの元と鶏もも肉を軽く炒めておくと、お肉がジューシーに仕上がるらしいのですが、キャンプ場では火力の調節が難しいので、すべて一気に茹でたほうが失敗が少ないです。
カレールウの完成
加えたお水(50㏄)がすべて蒸発し、お肉に火が通ったらとろみが出てきますのでこれで完成です。ごはんにかけても美味しいですし、ナンにもピッタリの味です。
ちなみに、2人分作るのに使用したお鍋は、下の記事で紹介しているキャプテンスタッグのステンレスラーメンクッカーです。当然ですが、ラーメン以外にも活用しています。
盛りつけしたら完成
盛りつけしたら完成です。お肉のサイズは好みによりますが、アウトドアでは少し大きめにカットしたほうがおいしいです。
最後に
スパイスやココナッツミルクを使用したカレー作りはハードルが高いように思えますが、作ってみるとそれほど難しくありません。
アウトドアご飯の補正もプラスされてとても美味しく食べることが出来ますので、ぜひ作ってみてください。
その他のレシピ
このカレーはナンにもよく合います。ナンの作り方はこちらで紹介しています。よろしければご覧ください。
他にもカレーのレシピを紹介しています。アウトドア向けのレシピとはしていませんが「カレーの素」の作り方だけ参考としてくれればうれしいです。